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2017.09.17 Sunday

会話がご馳走。

JUGEMテーマ:グルメ

 

 

久しぶりの目黒での日曜日。台風18号の接近で九州は大荒れだけど、東京はまだ小雨で風もない。いつものように6時に起きて犬のガンタの散歩。彼は満足してケージで二度寝の体制。

 

昨日は学芸大学にある常連になりつつあるイタリアンレストランでの料理教室に参加した。トスカーナ地方の家庭料理リポリータの作り方、娼婦のための料理と言われるペンネ プッタネスカ、デザートのアーモンドのタルト季節のフルーツ添え。

とっても勉強になった。

このレストラン、実は前日の夜友人たちとディナーを楽しんだ。いつのもシェフにお任せのコースだが、値段と内容のバランスを考えるとずいぶん魅力的な食事だった。

その時のこと、友人がこんなことを話していた。

「どうして日本のしゃれたお店というのは決まって、お料理の説明を配膳と同時にするのだろう?客の味覚を信じて黙って出す。そうすれば、テーブルの会話も、これはなに?なんの味?などと盛り上がるのに」

なるほどなあと思った。確かに丁寧な食材の説明はちょっと緊張もする。まるでアート作品を美術館で学芸員とともに鑑賞しているような。

それでちょっと思い出したことがあるので書いてみることにする。

以前JALのお仕事で、辻調の先生方とヨーロッパの一流のレストランを回るという何とも幸せなお仕事で、ミシュランの星をいくつも食べる機会があった。今朝がた本棚を覗いてみたらその時のメニューが何枚か出てきた。ポールボキューズやジョルジュブラン、ピック、Adorian、シルビア、コートドール、などなど今思えば錚々たるレストランだ。メニューはフランス語なので僕には詳しく読めないけど、そこにはその時のコース料理の献立が細かく説明されている。こういう一流のお店のメニューはほとんどが同じ形式で、その大きさも同じくらいの印刷物だ。

アミューズ、前菜、メイン料理、デザートがそれぞれ「その内容で」書かれている。お料理の名前よりも、何というお魚をどう調理して何を添えているのか、どんな味付けか。どこ産のお肉で調理形態、味付け、サイドディッシュ、すでにメニューにそういう形で書かれている。だから、お料理は黙って給仕されてくる。そして最後にシェフが顔を出されて、きょうの料理はどうでしたか?楽しんでいただけましたか?と。

先日のイタリアンのお店はもう少しカジュアルだ。お任せだからお料理の説明もメニューにはあまり書いていない。だからお皿ごとの説明が付いてくるわけだ。

僕は一皿ごとにシェフと会話できるのもとってもいいと思う。でもその友人のように感じるのもすごくわかる。

日本食ではない西洋の料理はもちろん郷に習えとばかりに、ヨーロッパのレストランを真似るけど、基本は食べて楽しんでもらえるという本質に即したものが本当のサービスだろうから、いろんなそのお店ごとのスタイルでいい。そして、何より大切なのはテーブルトークが一層楽しくなること。会話が一番のご馳走だ。

 

LEICA SL 50mm

 

 

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