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2017.09.02 Saturday

写真のテーマ

JUGEMテーマ:写真

 

今日から撮影が始まるので、東京に戻った。日常に戻ったというより、現場に戻ったという感覚でしょうか。それほど今は長野での生活が日常になりつつある。朝、同じように雨の音で目が覚めても、その音の感じ方も違う気がする。ガンタも幾分大人しい。

それでも、彼を散歩に連れて行かないわけにはいかないので、雨の中を歩いてきた。光るアスファルト、街路樹。東京にも雨に美しい自然はある。ガンタはいつもと違う風景に気づいているのか、ちょっと風景を見上げることが多い。

 

昨日友人から、蓮井幹生の作品のテーマはなに?という壮大な質問を受けた。「自然の循環かなあ」といつものように答えた。

「いろんなものを撮っているけど、一つのテーマとしては広すぎないか」

確かにそうかもしれない。

自然を循環として考えたら、どんな写真でもそれにあてはめることはできる。雨の東京で光に輝く街路樹だって、アルファルトだって自然の美しさになる。

「もっと具体的なテーマを考えたほうがいい。」確かにそうかもしれない。

だが、ここでいつもの疑問に突き当たった。写真にとってテーマってなんだろうか。コンセプトとはなんだろう。海外に作品を持って行けば必ず聞かれるのは、アーティストステートメントはあるか?という質問。

もちろんそれなりに書いて持っていくけど、短い説明文にはいつも違和感を覚える。こんなに単純なことではないんだけど〜〜〜。

まあ、ステートメントをつけるとそれなりに見えることは確かだけど、そこには、僕の真意はなかなか反映されない。

僕は毎日のようにその生活の中から、写真を見つけ出そうとしている。それは長野にいても東京にいても同じだ。カメラがそこにあることが大条件だが、たまにはスマホでもいい事もある。

その「身の回り」から切り取る写真たちは、後から一つのストーリーとして並べ替えられる。花の時もあれば海の時もあり、森の時もある。そしてそれらは再びミックスされて、新たに一つのストーリーに。

そうやってまとめられても、いつも行き着くところは自分の生活だ。そこから生まれる自分の視線だ。コンセプトありきの現代アートとはやはり写真は立っている場所が違う。少なくとも僕の場合は。

結果、大切なことは生活というものをいかに磨くかということに至る。丁寧に生活する、美しく暮らす。シンプルに生きる。そこから始めることが大切だといつも感じる。

普段の仕事である広告写真、それも基本は同じ。生活の中から美しく誠実な表現を心がけなくてはならない。

結局、友人からの質問にははっきりと答えられていないけど、それが正直な僕の写真なんですよ。

 

LEAF CREDO80 80mm stepup ring で花を。

 

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