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2017.08.31 Thursday

枯れる花

JUGEMテーマ:写真

 

 

今朝は雨が屋根にあたる音で目が覚めた。あー、雨だなあ。ガンタ、散歩どうする?

とりあえずキッチンに行きお湯を沸かす。珈琲がもうないなあ、焙煎しなくては。かろうじて一杯分を挽きカフェオレに。

そういえば、夜中に君は随分バタバタと歩き回っていたね。ちょっと気になり暗室に行くと、案の定、柔らかいウンチが床に。

昨夜のご飯がお腹に合わなかったようで、夜中に排便したくなって慌てたのだろう。でも、彼なりにも考えてここならと暗室を選んだようだ。朝からこんな話を申し訳ない。

気を取り直して、ライカを下げて散歩に出かけた。雨は幾分小雨になっている。ガンタはそんなことは御構い無しにガンガン歩く。動物は四輪駆動だからどこでもいつでも大丈夫だ。時折ブルンと体を振って雨を払いおとす。

いつものコースを一回りして家に戻った。畑の脇に咲く花たちが雨を歓迎している。あまりに可憐なので、まずガンタを家に入れてから、改めてLEAFのカメラに変えて撮りに行った。

マクロレンズを持っていなかったから、標準の80ミリにステップアップリングで。

坂を降りていくと左に小さなお墓がある。その脇にダリアがたくさん咲いている。それはまるでいつもお墓に花がお供えされているかのようで美しい。そのダリアに雨の雫。

僕はお寺の家系なのに、祖母の遺影の前にお花の一輪もお供えしていない。心改めないといけない。

小雨降るダリアの前でゆっくり時間をかけて数輪の花を撮影した。

見事に咲き誇っている花、もう枯れている花、これから咲く花。僕はこの花で言えば、もう枯れかけている花だろうか。

枯れている花は美しい。命とはそのようなものである。死が近づくほど美しくなるものだと僕は信じる。でも今まさに咲き誇る花と枯れたそれを比べれば、やはり今咲いている花は圧倒的な美を発している。枯れた花とは違う。

枯れていくことを美しいと解釈できるのは人の心の力だ。それは物質としての美しさが、より精神的な美しさに変化するからだと思う。

年老いた質感、フォルム、表情。それらも同じく美しいと感じる力。それが人にとって最も大切なことの一つではないだろうか。いかに物質としての命を乗り越えるのか。枯れていくことの悲しさはじわじわと日々自分を侵食してくる。そのことをむしろ喜びとし、ますますおおらかに生きることができるならば、それを僕に教えてくれるのは花たちの写真だ。

 

LEAF CREDO80 80mm

 

 

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