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2017.08.03 Thursday

116直球な眼差し

朝夕、太陽が低くなると僕の部屋には様々な影が現れる。

ブラインド越しの光が作る影のシルエットは時にユニークで微笑ましい。

この日も早く終わった仕事から戻ると、部屋のクローゼットに面白い影が現れていたから、机の上のライカで一枚撮っておいた。

このシリーズを光模様と名付けているが、改めて客観的に見ると、これほど直球の写真はないかもしれない。

なぜなら、想像する面白さ以外にこの写真を撮る意味がないからだ。

 

一昨日と昨日、茅野で活動する壇ご夫婦が主催される少年キャンプで、子供写真ワークショップを開催した。

小学生の子供達9人。ピンホールカメラを作ることから始まって、写真を撮って、最後はみんなになぜ自分がその写真を撮ったのかを

説明するというワークショップだ。

ピンホールカメラづくりはみんなの興味を引くためで、一番の目的は自分の写真を表現と認識して、他人にプレゼンテーションするということの大切さを学んでもらう。

子供達の撮影した写真データーを預かり、一晩かけてじっくりと見る。その中から1枚を僕が選ぶ。

だがその作業はとっても大変だ。なぜならば、全ての写真に理屈がなく、直球の写真だからだ。全部いい。

子供達にはいい写真を撮ろうという意識が全くない。見たものを、感じたままに。だから写真が生きているようだ。

見ていてワクワクするのだ。

邪気がないというのは本当にすごいことだと思う。

 

自分の作品に照らせば、知らぬうちに意識はいい写真を狙っている。何がいい写真なのかも定義できるものではないのに、外側からいい写真らしくを求める自分が確かにいる。

でも、本来の写真という行為は意識の定着であって、デザインではない。

光模様といういつのまにか軽く始めたこの作品は、ある意味グラフィックなデザイン的写真に見せているが、その生い立ちはとても直球なのである。その点は子供の写真と戦えると感じている。

いかに直球の発想を意識の定着というところに重ねるかが、僕の課題である。

 

LEICA MP 50mm 3:4にトリミング

 

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