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2017.08.01 Tuesday

空の色

 

少しだけ赤っぽい、少しだけ緑っぽい。

白い絵の具を少しだけ溶かしたような。

たまには少しだけ群青色を混ぜたような。

沈殿を待ってすくい上げた上澄み液のような。

 

空の色は難しい。眼で見た通りになった試しがない。

 

ぼくの網膜にはこう写っているということが、どうしても再現できない。

 

空の色がその時の気持ちになり、気持ちが空の色を作る。

 

絵の具で空を描けば、全くもってなんの淀みもなくその色を描くことができるだろう。

でも写真ならば、迷いが生まれ、そこに必要以上の気持ちの操作が入り込む。

 

明るい日の空を見上げる。雲が浮かび、鳥が飛び交い、飛行機雲が美しい。

なんでもない空。

それこそが最も撮りたい空の写真だ。どんなに感傷的な夕陽よりも、情緒的な朝焼けよりも。

ただし、その色が印画紙にプリントできればだが。

 

LEICA MP 35mm

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