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2017.07.07 Friday

日々の記憶105

 

今朝、ちょっとした不注意でワイングラスを割ってしまった。パリンッと乾いた音がキッチンに響いいた。思わず下を見ると割れたガラスが散乱している。僕はとっさに片付けなくてはと、犬をケージに入れてコンビニ袋を手に取った。

かがんでその鋭利なガラス片を拾っていると、それはなかなか美しいということに気付き、手元にあったコンタックスのG2とSIGMAのdp0でそれぞれ数枚ずつ写真を撮った。

形あるものは壊れるというが、全くその通りだ。だが、問題はその壊れ方だと思う。

命しかり。命あるものは必ず死を迎える。だが、問題はその死のあり方だろう。

僕は歳のせいだろうか、最近特に死について考えている。呆然と考えている。

もっとも興味があるのは、当然だが自分がいつ死を迎えるかという時期のこと。そして、どこで誰と?一人だろうか?

写真という途轍もなく難解な課題を未消化のまま、意識がなくなるほんの少し手前、僕はどんな未練や後悔に襲われるのだろう。

アートは常にポジティブでなくてはならないと友人が昨日僕に話していた。そうだと思う。

しかし、すべての価値と存在は表裏があって成り立つ。美と汚、生と死、光と闇、静と動。その対比においてそれぞれの存在が際立つ。そして、人はそのどちらかといえば、ネガティブな方に絶えず意識を奪われる。

 

確実な未来としての死をどう見つめるか。そこを通らずして生を実感することはできない。

その思考の過程に於いて写真を考えていたいと思う。

 

SIGMA dp0Q 

 

 

 

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