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2016.12.20 Tuesday

日々の記憶94

 

今年もあと10日あまり。あっという間に過ぎ行く一年です。でも僕にとって今年は大きな収穫がありました。

ニューヨークに約半年間暮らすことができたこと。そこから繋がった世界はとてつもなく素敵で大きかったこと。アートエージェントはアイルランドの若いアーティストたちが始めたそれに入ることができて、海外からの初めての出版もオーストラリアの出版社と話がまとまりそうです。まずは2月に作品を持って制作の打ち合わせにシドニーへ行ってきます。

そしてもう一つは、真剣に写真をどうやって売っていくかという課題に向き合ったことです。写真家が広告の仕事に頼ることなく写真制作で食べていけるには、今僕にどんなことができるのか。

写真のマーケットは、日本においてはほとんどないと言って良いと思います。海外ではギャラリーが一等地に店を構え、写真をしっかりと売っていますし、確かに買う人がいる。

日本では、まずそのマーケットを耕すところから始めなくてはなりません。

携帯がスマホになり、写真は手軽に生活の中に生きることができる時代になりましたが、写真がアートとして生活を豊かにするということにはまだ至っていません。

ブルータスやその他のカルチャーマガジンでは、素敵なインテリアの特集がいつも組まれますが、その紹介されている部屋をつぶさに見ても、写真を壁に飾っている人は本当に少ない。小物や家具にはとってもこだわっていろんなものに囲まれているのに、アートがない。ちょっと残念です。

どうしたら、写真のある生活や、写真を楽しむ喜びを知ってもらえるのか。

そこをいつも考えています。

写真はその価格が全く決まっていません。もちろん芸術一般にそうですが、僕は写真がちょっと高すぎる気もします。

もっと安く買えるオリジナルプリントがあってはダメなのでしょうか?

価格は作家が決めるものだと思いますが、安くすれば価値が上がらない、イコール写真の価値が上がらない。でも高くすれば全く売れないから、写真家の生活は成り立たない。ジレンマです。

来年はそこになんだか自分なりの方法論を試してみようかと、計画中です。もちろん海外でも売っていきますが、日本というマーケットを少しでも広げたいし、耕したい。

アグリピクチャーズ、これは今考えている写真売買の会社の名前です。

決して農業写真ではないですよ。写真家のマーケットを耕し、本物の写真アートをそこで育てるという意味です。

そして若い写真作家に育ってもらいたい。僕ももちろん育ちたい。写真でいろんな想いを伝えたい。

それが出来る来年になったらいいと思います。

今年のブログ更新はこれが最後かもしれませんが、来年もお付き合いのほど、よろしくお願い致します。

 

LEICA MP 50mm オールドズミクロン

 

 

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