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2016.10.02 Sunday

日々の記憶87

 

朝早く起きます。だいたい5時半。珈琲をフレンチプレスでいれる。15インチの小さな画面に向かって、昨日撮影したスナップやテーマフォトを現像します。もちろん東京に帰ってから現像してもいいのですが、記憶が薄れる前に現像するのはいいことだと思っています。ほとんどはハドソン川とイーストリバーの写真。波と光だけ。ニューヨークに来て撮っているものといえばほぼそれと、あとは歩きながらの街のスナップ。できるだけ感情に走らないように空間の存在を感じて撮るようにしています。

そうやって何もすることのない、いや言い換えます、仕事のない生活。かれこれ東京と行ったり来たりですが5ヶ月が過ぎました。

なんか大きな出来事?出会い?うーんそうないです。でも一つ、自分とこんなに素直に向き合う時間は今まであまりなかったです。だから写真は少し変わってきたかもしれない。光とマテリアル、僕はそこに目が行くことが多いですが、その習性は人の共感を呼ぶということも感じ始めています。

今日は、ある老舗のギャラリーのポートフォリオビューイングの結果を聞きに行ってきました。「とても綺麗な端正な作品ですね。ただもう少しだけ整理した方があなたの個性が引き立つでしょう。」というような感想をもらいました。なので、契約作家には至らず。なかなか門は開きません。他のギャラリーやエージェントも惨敗です。

日々希望と失意の間を往復すること何回も。本当に楽しいとは言えず、疲れるものです。

10月の半ばから次のチャレンジのための作品を制作するためと、日本でのお仕事のために半年ほど帰国します。来年春からまたニューヨークリベンジです。このまま引き下がるわけにはいきません。

今回の勉強のニューヨーク、こちらで撮っていた作品をインターネットのサイトに上げ続けていました。その反応が二つ。なぜかヨーロッパのアートサイトから問い合わせをいただき、そこに一年間席を置くことになりました。そしてオーストラリアの出版社からの問い合わせ。現在進行中です。少しずつ僕の小さな船も推進力を得てきているようです。

世界で頑張っているたくさんの写真家やアーティストたちの作品を間近に見て、本当に自分の写真の弱さを感じます。でも個性は磨くことが大切で、新たに求めるものではないと思って、マイペースで撮りたいように撮り続けること。それを学んだと思います。

今月中旬からはしばらく東京と長野です。美味しいご飯が食べられます。東京でもよろしくお付き合いください。

 

Hudson river 

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