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2015.08.23 Sunday

日々の記憶47


先日、米国大使館に行ってインタビューを受けて、ビザの貼られたパスポートが送られてきた。O-1という種類のビザだ。アーティストビザというもの。これがあると向こう3年間ほど米国にてアーティストとしての活動が許される。もうほとんど諦めていた時に突然やってきたビザ。取れたと聞いた時は嬉しいというよりも、困ったなあというのが正直なところだった。
ぼくは今年11月で満60歳になる。還暦である。同級生はだんだんと定年退職してゆく。
今日は富士山の撮影で七合目まで登ったが、機材を担いでの登山は、もうぼくの体力にはかなりきつかった。年齢と精神は反比例して欲しいといつも思っているが、さすがに体力の落ち方には自信が揺らぐ。
さて、この老体に鞭打ってどうするか?
ぼくが、写真を本格的に始めたのは30歳の頃だ。だから人よりも10年遅れている。それも全くの独学だから、いまのように写真家で生きていられることがすでに信じられない。しかし、それでもポジティブに考えれば、キャリアとしては50歳ということになる。
30歳で写真を始め、いつも考えていたことは40歳で食べていけていたら50歳までやろう!50歳でやっていたら60歳まで続けよう。そしてもしも、幸運なことに60歳で写真家として生きていたら一生続けようということだった。その頃は「遥か未来のこと」と思っていたその時はもうすでに目前だ。
人生の速さとはこういうことなのだろう。
ならばと、これからの写真家としての人生にどんなカンフル剤を与えるか?それがアーティストビザであった。それが皆さんのおかげで取れたのである。
来年の5月までは年契約でお受けした仕事があるから動けないが、それが終わればニューヨークにでも行ってみようかと思っている。もちろん、日本での仕事もどんどんやろうと思うが、果たして海外の環境でどこまでぼくのスキルや考え方、写真が通じるのか?
まったく不安以外はないという状態だが、まあダメならそれも良し。0にはなるまい。何かを学べることと思う。
日本の広告や写真の環境はけっして悪くないと思う。だけど、若い写真家やカメラマンがもっと海外でも評価されることをいつも願っている。未来に可能性を感じるためにも頑張ってどんどん進出して欲しいと思っている。
まずは、このぼくにチャレンジできるか?
はっきり言って自信なんてまったくない。英語だって人並み以下である。ただ確かなことは一生は一回!このスピードでどんどん過ぎてゆく。ならば全力で生きていかないと勿体無い。産んでくれた両親に申し訳ない。
ぼくはこうやって人にも発表して自分を追い詰めないと何もしない怠け者だから。
とは言え、歳も歳であるから、まあ気負わずに来月にでも現地調査にちょこっとでかけてみよう。流れには逆らわずに。

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