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2013.10.09 Wednesday

心の置き場

友人を家までクルマで迎えに行く途中、細い道で前を走るタクシーが一台、客を降ろそうと止まりました。もちろん追い抜けるような道幅ではありません。タクシーはしばらく動きません。僕は軽くクラクションを鳴らしたのですが、まったく知らんぷりです。多分、「お客がここでと言うから」という言い訳でしょう。しばらくすると若いカップルが出てきてこちらを見ながら店の中に消えてゆきました。そのカップルも自分たちが迷惑をかけていることに、なんの反省も申し訳なさそうな仕草もありません。タクシーは走りだしましたが、もちろんハザードでちょっとアタマを下げることもなく。
タクシーの運転手、プロドライバーです。ある乗務員募集のステッカーにこうありました。「腕で運転する人よりも心で運転する人を求めます。」まったくその通りです。
プロとして交通の中で仕事をするのなら、他人に迷惑をかけるな!です。「お客さん、ここはちょっと停められないので、その先で停めます。メーターは停めるので。」くらいのことが言えないのでしょうか。
たまに素晴らしい運転手さんに会うこともありますが、その人たちの良さを帳消しにしてしまいますね。
そして帰り道、自転車が我がもの顏です。赤信号は守らない。突然割り込む。道の真ん中を蛇行運転。携帯を見ながら。後ろには注意すら払わない。
僕は自転車が大好きですが、そんな乗り方はしません。なぜなら自転車を嫌われたくないからです。自転車という乗り物を愛するからです。でも、酷い乗り方をする自転車乗りがこんなに多いのはどうしてでしょうね。
自分さえ良ければいい、、もしかするとそれすら考えない。人は結局何も言わないし、許してくれるだろうという甘え。
どうしたら良いものか。最近ますます多くなる自分中心行動の人。
そんな中での、先日の痛々しいニュースです。踏切に倒れた人を助けようとしてなくなった女性。とっさの行動とは言え本当に勇気ある行動です。それに感銘を受けて献花に訪れる人が後を絶たないそうです。それが救いです。だれもが自分中心でもないと。
ただ、そのような事件は過去にもたくさんありました。池で溺れている人を助けて亡くなった人や、海での同様の事件など。でもそれらの報道はこれほどされたでしょうか。総理が感謝状を出し、勲章を出したでしょうか。素晴らしいことですが、なにかしら腑に落ちない感じがするのです。だれもが心ない日常の出来事に疲弊する現代、そのストレスと切なさが、今回の事件を演出している気がするのです。まあ、僕のへそ曲がりで考え過ぎ故の話なのですが。
なくなられた方のご冥福と、その勇気に敬意を表しつつも、社会の常識や感覚のゆがみのような何かを感じる今日この頃です。
僕たちは心の置き場所を失っているように思います。

山中湖の早朝 SONY RX1R 
 
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