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2013.09.27 Friday

三つの太陽。

 

雲は不思議だ。水蒸気が様々な気流によって形作られ、いろんな形に見えたり、不思議な光を作り出す。僕の過去の作品に、「神様の落書き帳」というタイトルのシリーズがあるのだが、まさに雲の造形がいろんなモノに見えて、それはまさに神様が空に描いた落書きのようだという作品だ。
先日長野に帰る途中に観たこの雲、そこには三つの太陽があった。きっと雲がある種のレンズ効果を果たして、雲の中に三つの光源をを作ったのだろう。
左の光源には虹色のプリズムも見える。生憎、とっさにiPhoneで撮ったからご覧になれないかもしれないが、とても不思議な小さな虹だった。
それにしても、いつからこんなに空を見るようになったのだろう。
子供時代、空は意識する事なく自然にイメージの中にあった。それがいつからか写真に撮ったりするようになった。
僕は知らないうちに「意識の出口」を探すようになったのかもしれないと思う事がある。
過去に対する想い。未来に対する不安。それらのストレスから解放されたいという気持ちが、空に意識を向けさせているのだろう。
いまという時間を思うがままに明るく生きたいという切実なる望み。それは、日に日に大きくなる。だが、出口はまったく見つからないのである。
その日、空はゆっくりと暮れなずみ、深いターコイズブルーに染まった。また一日が過ぎ去ってゆく。
生きてゆくのに最も大切な自然と太陽。その太陽は一つのはずなのに、我が人生に於いては二つになったり三つになったりする。それは信じる道や事が選びようもなくそこに複数あるという事に思えてならないのである。この虚空の三つの太陽のように。


iPhoneで撮った空。
 
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