ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 原発事故に思う。 | main | 新しいメディアに託して。 >>
2011.03.15 Tuesday

クライアントや代理店の方々へのお願い


今日の午前中、写真家の広川泰士さん、藤井保さん、平間至さんらと緊急にあうことになった。その訳はこういうことだ。以下の藤井保さんの嘆願書をお読みいただきたい。

緊急アピール
 今回の東日本大震災被災者の皆様に心よりお見舞申し上げます。
自分の無力さを思いつつ、広告、映像の一制作者として自分達に何が出
来るのかを考えました。
我々撮影の仕事は、スタジオライティング等の電力エネルギー、そして
移動に伴うガソリン等、多くのエネルギーを消費することになります。
現在それらは、東北の被災地において、救命、救急、復旧の作業に、
もっとも必要とされているものと思われます。人命に優先する撮影があ
るとは思えません。
 現在我々に出来ることは、しばらくの間、撮影等の作業を中止、延期
し、それらのエネルギーを、被災地救援の作業にまわすことと思えます。
この撮影業界に40年間在籍する、一写真家として発言と、お願いを致
します。
東北の地に、光と水を!そして共に生きる力を!
関係者の方々の決断と、素早い実行を、お願いします。

 2011年3月15日
写真家  藤井 保

これに対しての意見はお集まりいただいた写真家のそれぞれで微妙に異なったが、おおよそは合意に至った。
私の考えはこうである。
例えなんであろうとも人命以上に重いものはない。従っていま緊急を要するこの事態においては、広告に関する撮影などの作業を中止または延期することに意義はない。しかし、このたびの被災は東北及び関東だけの被災ではない。この日本という国が被災しているのである。だから、この国の心臓を止める訳にはいかない。まず具体的な被災をうけなかった私たちは、その経済活動をより一層の努力で維持しておかないと、経済自体が失速してしまい、これからの長い復興の体力を失ってしまうことになる。私たちの従事する広告制作業務は、経済活動にとってなくてはならない産業だ。これを止めてしまったらだめだ。
だが、いまこうしている間にも一刻を争う被災者達の安全確保には、数日間でも活動を休止して、電力やガソリンなどの消費を減らすことをしなくてはならない。延期できるものは延期して、既に撮影や編集を終えなくてはならないものに関しては、出来る限りのエネルギーセーブをもって進行すべきだろう。だが、私たちの発注先であるクライアントの意思がなくてはこの決定も出すことは出来ない。
ここに、改めてクライアントの方々や代理店の方々にお願いする次第である。

本当に人の心に届く広告を、リラックスして安全に試聴できる環境になったときに流すことが必ず出来るはずです。ここ数日です。出来る限り私たちの制作をいったん自粛して、被災者の命を救うためにそのエネルギーの節約に役立ててはどうでしょうか。どうかご検討お願いいたします。
そして、この先のことですが、この想像を絶する被害の復興と被災者の生活再建に少しでも役立てられるような、広告業界全体での経済援助の方法を考えだしていけないでしょうか。制作費の5%を今後5年間のあいだ、すべてのスタッフギャランティから頂いて、それを援助に当てるなどです。
これはあくまで、カメラマンとしてこの業界で仕事を頂いている私個人の考えで、またお願いです。

蓮井幹生
コメント
共感いたしました。
広告制作者として(わたしは代理店のいちコピーライターですが)
どうすればいいのかと考えていた矢先です。
いろんなこと、頑張ってみます。感謝いたします。
私も代理店に身を置く、いちコピーライターですが。
できるだけ多くの方にご理解いただけるよう、努めようと思います。
  • 杉村和彦
  • 2011.03.16 Wednesday 20:20
代理店で営業サポートをしてます。
私の仕事でCM制作やイベントほど電力を使うものは少ないですが、このような取り組みは素晴らしいと思います!

是非広がることを期待しますし、
人の命と比較出来るものは無いと信じてます。そして、既に日々の日常が誰かの命の犠牲に成り立っているとも感じます。

代理店の営業として、一人の人間として責任ある消費者でいられるように出来ることを無理なくしていきたいです。

長文失礼しました(>_<)
  • 島和義
  • 2011.03.16 Wednesday 21:36
全く広告とは関係ない”会計”に従事する者ですが、皆様方のお考え、思い本当に素晴らしくて感激です。ただ、どうでしょう我々の様な”会計”というような後付け、後追い的な業務が中心の者からすると、皆さんのようにメッセージを発信できる方々はこの様な時だからこそ、停まることなくご活躍頂きたいとも感じてしまいます。色々なところで様々な見方、ご意見があると思いますが、、、僕らはせいぜい復興のシナリオを数字にしたためる程度の事ですから^_^;
  • 武藤
  • 2011.03.17 Thursday 10:55
ぼくも担当しているクライアントで判断がわかれました。ひとつは撮影延期、ひとつは撮影決行。ともに賢明な判断だと思っています。そして、ぼくたちにできるもっとも身近な努力として、いま作っている広告が世の中に出たとき、それを見た人の心があたたまるかどうか。いまにはじまったことではないのですが、あらためて肝に命じ、与えられたエネルギーを無駄なくプラスの力に転じたいと思います。
広告代理店 CMプランナー
  • 大沢昌治
  • 2011.03.17 Thursday 11:45
代理店にいるものです。
おっしゃるとおり日本という国が被災している中、この業界でも何かできることを考えていきたいですね。
そして、ある程度この天災が落ち着いたら、"広告"という人を元気にする力を持つものを改めて日本中に伝えて行ければ良いですね。
コメントする