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2011.01.05 Wednesday

今日の名盤



雪が深夜降ったのだろう、まだ木の枝に積もる雪は作り立てのメレンゲのように柔らかい。ズボッと足が雪に深々と沈み込み、足首から冷たい雪が入って来る。鞄からいつもより重いハッセルを取り出して一枚切った。
その写真をモニターに映しながら、どんな音が合うか考えていたら、一昨日買ったアルバムが思い浮かび、それを合わせてみた。
DARIO CARNOVALE TRIO の新作だ。ダーリオ・カルノヴァーレ、2007年にデビューして今注目されるイタリアのシチリア出身のピアニストだ。
私はレコード店の試聴版を聞いてショックを受けた。いま主流のリリカルなヨーロピアンジャズだが、聞き込むと明らかにそれらとは違う事が感じられた。何といったら良いか、繊細でクラシカルなのだが、どこか土着的な旋律を感じるのである。最近のヨーロッパのジャズは特にその傾向が強いのだが、ダーリオのピアノにはその匂いを失わずにより洗練されたインテリジェンスを感じるのである。美しい旋律とパッションのあるビートが、まるで雪の降る精緻な森を感じさせる。
このアルバムのもう一つの聞き所は、モスクワ出身の現代音楽のベーシストであるユーリゴルベフのバッキングだ。この人もまだ40歳前である。
この二人のインプロビゼーションの素晴らしさは、ぜひ機会あれば聴いていただきたい。
また、目のはなせない音楽家に出会ってしまった。

リーフアプタス5、ハッセルブラッド、プラナー80ミリ。
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