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2010.04.03 Saturday

今日の名盤



深夜に自宅のパソコンに向かっているときに、必ずi-tuneに落としてあるcdからどれを聞こうかと悩むのが楽しいものだ。今日これを書きながら選んだのは、かの名盤中の名盤である「We get requests」オスカーピーターソントリオ(1964年)である。初めてこのアルバムを聴いたのは大学一年の秋頃だったと思う。友人のベーシストのK君からアルバムを借りて、テープにダビングした。そして毎晩必ず聞いた。ピーターソンの繊細なアドリブをすべて楽譜に書けるほどに聞き込んだアルバムだ。ピアノがオスカーピーターソン、ベースがレイブラウン、ドラムはたしかエドシグペンだった様な気がする。選曲はすべてがあまりにも有名なスタンダードやボサノバなのだが、中でも「イパネマの娘」はこれほど見事にジャズになっている演奏を他に知らない。かの有名なゲッツジルベルトぐらいであろうか。
36年間聞いていられるほどのアルバムだが、それほど味わい深いものになっている訳はこうだ。このアルバム、実はオスカーピーターソンのアルバムといいながら、これほどまでに飽きのこない名盤にしているのは、ベースのレイブラウンの名演なのである。彼の完璧なベースラインとドライブ感がこのアルバムの魅力のすべてになっている。ジャズベースを味わう名盤のおそらくNO.1。この時代のピーターソントリオのアルバムはどれも素晴らしいの一言につきるが、どの演奏でもレイブラウンのベースは奇跡と言ってもいいと思う。もしオスカーピーターソンのCDを買われる際は、ベーシストがレイブラウンのものをぜひどうぞ。1950年以来の名コンビは永遠だ。今日の名盤ご紹介でした。
近くの神社で。シグマDP2、プログラムオート。
コメント
初コメさせていただきます。加東小判(34)と申します。
『WE GETS REQUESTS』はオスカー・ピーターソンの代表作というばかりではなく、正にジャズを代表する名盤と言っても過言ではないですね。僕も自分の喫茶店でよくBGMとして使わせていただきました。学生時代に少々ロック・ベースを齧っていましたが…次第にジャズに興味を持つようになり、自然とベースの音にハマっておりました。オスカー・ぺティフォード、チャールズ・ミンガス、ポール・チェンバース、パーシー・ヒース、ジミー・ギャリソン、スコット・ラファロ、ロン・カーター…その中でも、レイ・ブラウン氏の「男前」なベースに出会うべくして出会い、ピーターソンの作品ばかりではなく、他のミュージシャンのサイドマンとして参加した作品や、ブラウン氏のリーダー作を調べて、ちょこちょこCDを購入するようになりました。また、彼の生前、2度ほど仙台でのコンサートを観ることができました。ライヴならではのピアノやドラムとの丁々発止のやりとりに、まるでスポーツ観戦しているかのように、手に汗を握るような興奮を覚えました。野球のグローブのような彼の巨大な手から繰り出される多彩なフレーズ、正確な音程、グルーヴ、スイング感、ドライブ感。時には演奏を牽引し、時には演奏を抑制する。ライヴの時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました(正味2時間弱だったと思います)。僕が観た時(2回目)は、スペシャルゲストとして、ランディ・ブレッカー(tp)とボビー・ハッチャーソン(vib)が出演し、快演を繰り広げてくれました。このライヴは観客の入りが悪く、とても残念だったのですが、それでもブラウン氏はニコニコと笑みを浮かべながら、とても楽しそうにプレイしていました。彼にはジャズの歴史に立ち会ってきた重みとオーラがタ漂い、老いてますます盛ん、という言葉がぴったりと当てはまっていました。それから1年も経たないうちに他界してしまい、「ヘタな日本の若者なんかよりもよっぽど元気そうだったのにな…もう二度と見れないのか…」と愕然としたのを憶えております。
ピーターソン絡みでは、去年エド・シグペンが、最近になってギタリストのハーブ・エリスが鬼籍に入ってしまいました。年齢を考えれば当然のことなのかも知れませんが、やはりしみじみ淋しく思います。今は、彼らが呼吸していた時代の空気や演奏の熱気が凝縮された多くの録音を遺してくれたことに感謝したいですね。ちなみに…ロン・カーターってすごいんですかね?
  • 加東小判
  • 2010.04.09 Friday 01:16
加東小判 さん、羨ましい限りです。ロンカーターも素敵なかたでした。僕は幸運にも撮影する事ができ、最後にお礼にと、ソロでウィーローウィープフォーミーを目の前で聴かせてもらい、涙が出そうでしたよ。彼もレイブラウンと対局にいる素晴らしい天才です。
  • m.hasui
  • 2010.04.09 Friday 20:01
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