写真機力 |
16:21 |

たまに考える事に「カメラ力」というのがある。写真機力ということである。ぼくはスランプになるとカメラを変える。いつも使っているカメラをちょっと放り投げて、新しいフォーマットのカメラを探し、しばらくはそればかりで何も考えずに写真を撮る。すると今までしょんぼりしていた気持ちが少し元気になってゆく。そうしたらまたいつものライカやローライに戻るのである。そのためのカメラはデジタルでもコンパクトでも何でもいい。
写真はカメラで変わるというのは本当だ。そして写真機「カメラ」が強引に掴み撮ってくる何かがその人の写真に何らかの影響力をもつ。
最近の僕はすこし落ち着いている。ライカのM5とデジタルのM9(このブログの写真の半分はこれ)、このところは11X14の大判もちょくちょく登場する。今はこれが最も気持ちのいい機材なのである。「弘法筆を選ばず」というが、弘法太子のように悟りの境地になれれば別だが、僕はまだまだ筆を選ぶ。いや一生、筆であるカメラを選んでいるかもしれない。事務所の扉、ライカズミルクス50ミリ、F11。
写真機力