カメラは絵筆 |
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昨日の撮影はいろんな表現の可能性を探るために、フィルムの4x5と35ミリ、デジタル一眼レフと三種類のカメラで撮影した。今日はそれぞれのカメラで撮った映像を出力して比較見当した。カットは同じ時間に同じシーンを撮影しているのだが、当然ながらすべてがまったく違った表情を見せている。4x5と35ミリが違うのは当然だが、アートディレクターが言うには、最も意外な結果は35ミリで撮ったフィルムとデジタルがまったく違うという事だった。現代のデジタル一眼レフの解像力は4x5のフィルムカメラをも凌駕している。従ってどちらかというとデジタル一眼は4x5に近い画質を持つ。それに対してライカで撮影したフィルムの35ミリは最も解像力には欠けるのだが、その何とも写真臭いあたたかな表情は何者にも代え難い美しさだった。
カメラは絵筆である。どのようなカメラを使用するかによって、描ける絵の表情が大きく変わる。それ故に最近のデジタル一辺倒に悲しさを感じるのである。先日、ついに富士フィルムが大幅なフィルム製造の打ち切りを発表した。まだすべてではないもののフィルムの選択肢が減るというのも、絵筆を選べなくなる事に繋がる。画一なる事の安易さと怖さをぜひもう一度考えていただきたい。ライカズミルクス50ミリ、f8。
カメラは絵筆