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2010.04.12 Monday

植草甚一



本棚から久しぶりに取り出した本は、「コーヒー一杯のジャズ」植草甚一著。既にこの天才的な評論家でエッセイスト、いや芸術家をご存じない方もいらっしゃるかもしれない。植草甚一(1908-1979)、大学生の頃ぼくはこの人物に心酔していた。ジャズ、映画、欧米文学、シュールレアリズム、これらに関して植草甚一ほど深く詳しく突き詰めた人物もいないのではないだろうか。また彼のコラージュは素晴らしいものばかりで、雑誌の切れ端や外国のはがき、マッチの箱、なにかのパッケージなどの身時かなモノを匠につかってシュールだがユーモア溢れる作品を生み出している。
その植草甚一の数ある書物の中でも、この本は僕にジャズの魅力を教えてくれた、まさにバイブルであった。そして今また読み直すと若い頃には感じられなかった多くのアルバムの魅力を再発見させてくれる。植草甚一、こういう人の事を本当に洒落た人というのだろう。
自宅近くの道、オーネットコールマンの音が似合いそうだ。ライカM9、ズミルクス50ミリ。