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2017.09.12 Tuesday

広告への拙い想い

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 

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2013.12.02 Monday

ぼくの仕事

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2013.11.07 Thursday

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大きなトラブル。

 
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2011.03.15 Tuesday

クライアントや代理店の方々へのお願い


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2011.02.10 Thursday

広告の予算管理のありかた

 
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2011.02.08 Tuesday

空港

 
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2011.01.03 Monday

お雑煮と広告



私の母方の実家は高松にある。高松、普段はあまり話題にならない地方都市だが、昨年は瀬戸内芸術祭の話題で、その地名を度々目にすることがあったと思う。その高松のお雑煮の話し。
東京にいる多くの人々は、お雑煮は鰹だしに醤油で鶏が入っていて、餅は焼いた切り餅。柚子が香り付けにと決まっているものという方が多い。そんな方々に高松の雑煮を説明すると、必ず目を丸くされてしまう。
高松のお雑煮は、関西には多い白みそ仕立てである。白みそは普通の茶色い信州味噌と同じ米麹味噌だが、発酵の時間がはるかに短く、結果白い甘口の味噌になる。
その白味噌仕立ての甘いダシに入れる餅だが、これが「アンコ」の入った!餡丸餅なのである。そして青海苔と削り節を沢山かけていただく。
「えー、気持ち悪ーい。」
そんな声が聞こえてきそうだが、これが意外に癖になるのだ。
私も子供の頃は、アンコが嫌いだったから、これだけは食べる事が出来なかった。しかし大人になってからというもの、この味が忘れられない。いまでは、高松で正月を過ごす事があまり無いので、滅多に口にする事が出来ないが、いつも食べたいなあ、と思っているお雑煮だ。もし機会があれば、ぜひ食べていただきたい。
日本にはこれに限らず、その地方の個性的なお雑煮が沢山ある。この国の隅々には、地方文化というものがしっかりと根ざしている。料理に限らず、例えば方言だって素晴らしい文化の一つだ。
はたして、私の携わっている広告の世界はどうだろうか。いつも感じる事は、すべてを大都市(東京)の基準で考えているのではないかという事だ。すべての価値基準をこうだと無意識に決めつけている気がする。だから、家族の表現や生活、文化意識がどの広告でも似通って来ている。
テレビは全国区。これからテレビがデジタル化されれば地方でも多くのチャンネルを見る事が出来る時代になる。そんな時代に、広告が地方の文化や個性をますます均一化して薄めて行くのが怖いと思っている。
そんな時代にしないよう、これから作る広告の価値観は、何でも「お雑煮は澄まし汁」ではだめだ。そしてそれは通用しなくなる。この高松の甘いお雑煮があるように、いろんな考え方や作法の広告が生まれてこないといけない。
甘いアンコの入った不思議なお雑煮のように、インパクトのある味な広告を撮って行きたい。人にしみる広告を。

庭の梅が咲き始めた。ライカM9、ズミルクス50ミリ。
2010.04.17 Saturday

3D映画を観た。



まるで真冬に逆戻りしたような寒さの今日、こんな日は映画に限る!と、茅ヶ崎のマイカルへ。着けば、本当に不景気かと思うほどここだけは子供連れで長蛇の列である。でも考えてみれば映画は家族で楽しめてお金もそうかからないから、今の時代人気があって当たり前なのかもしれない。などと考えつつチケットを買ったのは「不思議の国のアリス」である。もちろん3D。
じつは映像の業界にいながらも勉強不足で、いままで3Dの映画を観たことがなかった。行こうと思いつつも、映画は2Dでしょう!なんて、見もしないで言っていたりしていた。
映画が始まると、結構立派な3D眼鏡を眼鏡の上からかける。それを見た娘は大笑いである。見慣れたディズニーの文字がこちらに迫ってくる。娘たちはすでに「アバター」で3Dの洗礼を受けているから、当たり前のように眼鏡をかけて観ているが、僕は思わず「ウウォー!」っと声が出てしまった。
それからの二時間はなかなか楽しめた。もちろんティムバートンの映画としての出来の良さもあるのだが、それ以上に3Dの映像はまるで舞台劇を見ているかのように、映画の内容に引っ張り込んでくれる。ちょっといいなあと思っていしまった。
映画が終わりすごい人数のスタッフリストがテロップで流れる。ほんとにすごい人数である。映画がハイテク化するにつれて、製作陣の数も増えるのだろう。そんなテロップが流れる中、ふと考えたが、映画本編上映の前のシネアドは2Dだった。これが3D化するのは時間の問題だろう。本編が3Dなのだから当然広告だって負けてはいない。おそらくTVはハイビジョンで、シネアドの60秒は3Dで、なんていうオーダーがくることになるのだろう。そうするとちょっと面白い広告が作れるかもしれない。でも、先日友人の演出家と3D広告について話していたときに、彼がこんなことを言っていた。
「3D広告、それはきっと面白いと思うけど、そうなったらクライアントから、『その商品カットをもっとグッと手前に飛び出させられませんかねえ!?』なんてことになって、大変ですよ。」と。それはそれでクライアントとの新しいバトルが始まりそうである。
シグマDP2、プログラムオート。
2010.04.16 Friday

日本のこれから



中国でまたもや大地震が起きた。すでに1000人以上の死傷者が出るという話である。今度も大規模災害は弱い人々を襲った。チリの大地震、ハイチの大地震と大津波はなんと23万人の犠牲者を生んでいる。そしてハイチを始めそれぞれの被災地は未だに救援を待っているという状態だ。
今日の朝日新聞の夕刊に、イースター島のモアイ像について書いてあった。それは長い年月で破損したり横倒しになったりしていたそれらをクレーンを使って立て直し、修復して今の姿にしたのは一人の日本人だったという話だ。あるクレーン会社の社員の男性が、TVのバラエティー番組でその現状を知りショックを受け、会社に掛け合ってクレーンを現地に送り、地元の人々と共に成し遂げたということだ。そしてその後モアイ像は世界遺産となる。たった一人が思い切って行動したことが、一体約40トンもある石像15体を修復復帰させることができたのである。
先日ぼくはハイチに仮設住宅をたてるという建築家坂茂さんのプロジェクトに参加した。仮説テント一軒が2万円で建ち、これからのハリケーンのシーズンに持ちこたえることができる。しかし現実そのための寄付は今だ集まらず、300万に届かないそうである。
僕は一本数億という規模の広告の写真を撮っている。出演タレントに何千万というお金を企業は払い、媒体に億というお金をかけ、製品を広告する。
かたや300万が集まらず、今も寝ることすらままならぬ人々が何百万人といるのである。
イースター島のモアイ像を修復したたった一人の日本人がいるならば、地震災害で今も生死の境にいる人々を救える企業は現れないのであろうか。
モアイを救ったクレーン会社は一億4千万円を捻出したそうである。
日本は、ここにある企業も、ここに暮らす人々も、そろそろ目を覚まして自分たちが世界にどう貢献するべきかを本気で考えよう。自分たちだけの平和と繁栄を求めるのをいい加減にやめた方がいい。その平和ということについても、平和を守り抜くということの実際をもっと具体的に認識しないと簡単にそれさえ失われそうである。
地震大国、日本。そして世界唯一の被爆国、日本。私たちは私たちにしかない経験と思いを持って立ち上がるべきである。
雨の雫。シグマDP2、マクロアダプター。